事前セットアップ完全ガイド(4期・受講生向け)
このガイドは、AIでの開発が初めての大学生向けです。
1on1キックオフまでに開発環境を整えます。エディタ(WebStorm)は学生ライセンスで無料、AIツールは有料プラン(各自契約)前提です。
- 自分のPCに AI開発環境(WebStorm + AIコーディングツール) をつくる
- AIコーディングツールの有料プランを契約する(→
AI_TOOL_PLAN_GUIDE.md)
- Web公開の土台になる Node.js と Cloudflare アカウント を用意する
- キックオフで配布する 教材リポジトリ をクローンして開ける状態にする
上から順番どおりに進めてください(後の手順が前の手順に依存しています)。
💡 GitHub Student Pack について(任意・後追いでOK)
GitHub Student Developer Pack の承認には数時間〜数日かかることがあります。承認を待っていると準備が進まないため、このコースでは Student Pack の承認を受講条件にしません。
- 申請しておくと、承認後に GitHub Copilot Pro が無料になります
- 承認後は JetBrains の学生認証を「GitHub」連携で通すこともできます
- 申請自体はおすすめですが、承認を待たずに有料プランで環境構築を始めてください(下記 Step ③ で申請できます)
全体の流れ
① GitHubアカウントを作成する
↓
② AIコーディングツールの有料プランを契約する ★AI_TOOL_PLAN_GUIDE.md で選ぶ(教材標準: GitHub Copilot Pro)
↓
③ (任意) GitHub Student Developer Pack を申請する ※承認を待たずに次に進んでOK
↓
④ JetBrains 学生ライセンスを申請する(大学メールで申請。GitHub連携はStudent Pack承認後のみ)
↓
⑤ WebStorm をインストールする
↓
⑥ Copilot プラグインを導入し、Customizations を有効化する
↓
⑦ Node.js(LTS)をインストールする
↓
⑧ Cloudflare アカウントを作成する(メール認証まで)
↓
⑨ Git を使って教材リポジトリをクローンする
↓
⑩ 動作確認(Agentモード + prompt が使える状態か確認)
↓
1on1キックオフ(9/5〜9/7、各自の日時)では、企画→AIとの対話→モック作成→公開まで一緒に進めます 🎉
所要時間の目安: 作業自体は合計 1.5〜2 時間程度です。
💡 JetBrains(WebStorm)と Cloudflare は学生・個人向けに無料で使えます。AIコーディングツールだけは有料プランの契約が必要です。
① GitHub アカウントを作成する
- https://github.com にアクセス
- 「Sign up」からアカウントを作成
- メールアドレスの確認を完了する
- すでにアカウントがある方はそのままでOK
💡 GitHub アカウントのメールには、大学のメールアドレスを追加しておくと Step ③(Student Pack申請)の認証がスムーズです(Settings → Emails → Add email address)。
② AIコーディングツールの有料プランを契約する ★
このコースでは、AIコーディングツールの有料プランを各自で契約していただきます。無料プランでの参加自体は禁止しませんが、無料枠には利用回数やクレジットの上限があり、仕様変更も頻繁なため、運営として「無料で十分なアウトプットが出る」ことを保証できません。無料で進める場合、サポートは「やり方をお伝えするまで」となります。詳しい理由・料金比較は AI_TOOL_PLAN_GUIDE.md にまとめています。
教材の標準ツールは GitHub Copilot Pro です。迷ったらこれを選んでください。
- https://github.com/features/copilot/plans にアクセス
- Copilot Pro(月 $10)のプランでサインアップ
- 支払い情報を登録する
- https://github.com/settings/copilot にアクセスし、Copilot Pro が有効になっていることを確認する
Copilot 以外(Claude Pro / ChatGPT Plus / Cursor Pro 等)を選んだ場合
WebStorm + Copilot プラグインの構成が絶対必須というわけではありません。教材の /course-mvp-step1-hypothesis などのプロンプトは、.github/prompts/*.prompt.md の中身をコピーして、選んだツールのチャットに貼り付ければ同じ流れで進められます。この場合、以降の Step ⑥・⑩ の Copilot 固有の手順は読み飛ばしてOKです(1on1キックオフで一緒に調整します)。
③ (任意) GitHub Student Developer Pack を申請する
GitHub Copilot や JetBrains の学生ライセンスを無料で使うための学生認証です。承認を待つ必要はないので、申請だけ済ませて次のステップに進んでください。
- https://education.github.com/pack にアクセス
- 「Sign up for Student Developer Pack」をクリック
- GitHub アカウントでログイン
- 案内に従って入力する
- 大学のメールアドレスを選択(未登録なら追加する)
- 学校名を入力
- 求められたら学生証の写真をアップロード
- 申請完了後は承認を待つ(メールで通知が来ます)
⚠️
申請時の注意
- スマホやPCの位置情報を許可するよう求められることがあります(大学の近くだと通りやすいという報告もあります)
- 一度で通らなくても、書類を変えて再申請できます。落ちても焦らなくてOK
- 一部の大学メールでは、大学メール宛の確認メールが迷惑メールフォルダに入ることがあります
承認確認のしかた
- https://education.github.com にアクセス
- ステータスが「Approved」「Active」等になっていれば承認完了
- 承認メールが届いたら、念のため https://github.com/settings/education/benefits も開いて特典一覧が表示されるか確認する
承認後: Copilot Pro に無料切替できます
Student Pack が承認されたら、GitHub Copilot Pro の特典を無料で有効化できます(すでに自腹で Copilot Pro を契約している場合は、月の途中の返金はできないため、次の請求サイクルの前に切り替えるのがおすすめです)。
- https://github.com/settings/education/benefits にアクセス
- GitHub Copilot の特典を有効にする
- https://github.com/settings/copilot で Copilot Pro が有効になっていることを確認
④ JetBrains 学生ライセンスを申請する
WebStorm(開発エディタ)を無料で使うための学生認証です。大学メールでの申請が基本です。GitHub連携での申請は、Step ③ の Student Pack が承認済みの人のみ使えます。
- https://www.jetbrains.com/student/ にアクセス
- 「今すぐ申し込む(Apply now)」をクリック
- 認証方法を選ぶ
- 基本: 大学のメールアドレスで申請(確認メールが届きます)
- Student Pack が承認済みの人は「GitHub」を選んでもOK(連携してすぐ通ります)
- JetBrains アカウントを作成(メールアドレスとパスワードを設定)
- 承認されると、JetBrains の全製品が在学中ずっと無料で使えます
⑤ WebStorm をインストールする
WebStorm は JetBrains 製の Web 開発用エディタです。これが開発の「作業場」になります。
🪟 Windows の場合
- https://www.jetbrains.com/webstorm/download/ にアクセス
- 「ダウンロード(.exe)」をクリック
- インストーラーを実行(設定は基本的にデフォルトのまま「Next」でOK)
- インストール後、WebStorm を起動
🍎 Mac の場合
- https://www.jetbrains.com/webstorm/download/ にアクセス
- お使いのチップに合わせてダウンロード
- Apple シリコン(M1/M2/M3/M4): .dmg (Apple Silicon)
- Intel: .dmg (Intel)
- どちらか分からない場合: 左上の → 「このMacについて」で確認
- .dmg を開いて、WebStorm をアプリケーションフォルダにドラッグ
- WebStorm を起動
ライセンス認証
- 初回起動時にライセンス画面が出ます
- 「Log in to JetBrains Account」を選び、Step ④ で作った JetBrains アカウントでログイン
- 学生ライセンスが認識されて、そのまま使えるようになります
💡 ライセンス画面が出ない/後から認証したい場合は、メニューの Help → Register から同じ操作ができます。
【スクショ】WebStormライセンス認証画面
⑥ Copilot プラグインを導入し、Customizations を有効化する
💡 Step ② で Copilot 以外のツールを選んだ方は、このステップは読み飛ばしてOKです(1on1キックオフで一緒に調整します)。
WebStorm の中から Copilot(AI)を使えるようにし、教材リポジトリのカスタム指示を読み込む設定をONにします。
6-1. プラグインのインストール
- WebStorm を起動
- 設定を開く(Windows: File → Settings / Mac: WebStorm → Settings)
- 左のメニューから Plugins を選ぶ
- 「Marketplace」タブで GitHub Copilot を検索してインストール
- WebStorm を再起動
- 再起動後、右下などに出る案内から GitHub アカウントでサインイン
- 出てこない場合: 右側の Copilot Chat アイコン(吹き出しマーク)を開くとサインイン案内が出ます
⚠️ プラグインは必ず最新版にしてください。Agent モードや prompt 機能は古いバージョンだと使えません。
6-2. Customizations を有効化する
- 設定を開く → Tools → GitHub Copilot → Customizations
- ワークスペースの Custom Instructions(カスタム指示)が有効になっていることを確認する
- まだ何も表示されなくてOK(教材リポジトリを開く Step ⑨ の後に反映されます)
【スクショ】Settings → Tools → GitHub Copilot → Customizations 画面
⑦ Node.js(LTS)をインストールする
キックオフ以降、Vite(フロントエンドのビルド)や Wrangler(Cloudflare のコマンドツール)を使うために Node.js が必要です。
🪟 Windows の場合
- https://nodejs.org にアクセス
- LTS(Long Term Support / 推奨版)と書かれたインストーラーをダウンロード
- インストーラーを実行(設定は基本的にデフォルトのまま「Next」でOK)
- インストール完了後、WebStorm 下部の「Terminal」タブを開く(View → Tool Windows → Terminal)
node -v と入力して Enter → バージョン番号(例: v22.x.x)が表示されればOK
🍎 Mac の場合
- https://nodejs.org にアクセス
- LTS(Long Term Support / 推奨版)の
.pkg インストーラーをダウンロード
- インストーラーを実行し、案内に従ってインストール
- インストール完了後、WebStorm 下部の「Terminal」タブを開く(View → Tool Windows → Terminal)
node -v と入力して Enter → バージョン番号(例: v22.x.x)が表示されればOK
💡 npm -v でも動作確認できます(Node.js に同梱されているパッケージ管理ツールです)。今の時点でこれらのコマンドの意味が分からなくても大丈夫です。キックオフ以降、必要なタイミングで使い方を説明します。
⑧ Cloudflare アカウントを作成する(メール認証まで)
作った Web ページを無料で公開するための土台です。今の時点ではアカウント作成とメール認証まででOKです(実際の公開作業はキックオフ以降に一緒に行います)。
- https://dash.cloudflare.com/sign-up にアクセス
- メールアドレスとパスワードで無料アカウントを作成
- 確認メールが届くので、リンクをクリックして認証を完了する
💡 プロジェクトの作成やドメインの公開作業は 1on1キックオフで一緒にやります。ここでは「ログインできる状態」まで整えれば十分です。
⑨ Git を使って教材リポジトリをクローンする
「クローン」とは、GitHub 上にあるプロジェクト一式を自分のPCにコピーすることです。
WebStorm の機能を使うので、コマンド入力は不要です。
- WebStorm を起動(プロジェクトを開いている場合は File → Close Project で起動画面に戻る)
- 起動画面の 「Get from VCS」(または「Clone Repository」)をクリック
- URL に、運営から共有される教材リポジトリの URL を貼り付ける(このガイドでは仮に次のように表記します):
https://github.com/oya-ui/ai-course-starter-webstorm
- Directory(保存先)はそのままでOK →「Clone」をクリック
- GitHub へのログインを求められたら、案内に従ってログイン
- 「Trust Project」のダイアログが出たら Trust を選ぶ
💡 Git が入っていないと言われた場合は、WebStorm が表示する「Download and Install」を押せば自動でインストールされます。
確認方法
左のファイルツリーに .github/prompts/ フォルダが見えていればOKです。
⑩ 動作確認(Agentモード + prompt が使える状態か)
💡 Step ② で Copilot 以外のツールを選んだ方は、このステップは読み飛ばしてOKです(1on1キックオフで一緒に調整します)。
キックオフ本番でつまずかないよう、ここで動くことだけを確認します(実際に AI と対話して作り始めるのはキックオフ当日です)。
- 右側の Copilot Chat アイコン(吹き出しマーク)をクリックしてチャットを開く
- チャット入力欄の下にあるモード選択で Agent を選ぶ
- ⚠️ Ask モードのままだとファイルが保存されません。 必ず Agent モードにしてください
- チャット入力欄に
/ と入力する
- 候補の中に
course-mvp-step1-hypothesis が表示されればOK(選ばなくて大丈夫です。表示されることだけ確認してください)
【スクショ】Copilot Chat の / 補完に course-mvp-step1-hypothesis が表示されている画面
💡 ここで実際に prompt を実行する必要はありません。企画・モック作成・公開は1on1キックオフでみんなで一緒に進めます。 今日のゴールは「準備が整っていること」の確認だけです。
✅ 完了チェックリスト
1on1キックオフまでに、以下すべてにチェックが付く状態にしてください。
全部にチェックが付いたら、事前セットアップは完了です。 LINE(大谷との個別トーク)で「セットアップ完了しました」と一言送っておいてください。何か1つでも詰まっている場合は、そのまま質問として投げてもらって構いません。
🔧 うまくいかないとき
| 症状 |
対処 |
| AIツールの有料プランをまだ契約していない |
AI_TOOL_PLAN_GUIDE.md を確認して契約してください。迷ったら Copilot Pro が無難です |
| Student Pack の承認が来ない |
任意の手続きなので、承認前でもコースは進められます。1週間以上来なければ、書類(学生証など)を変えて再申請してください |
| Copilot が有効にならない |
有料プランの契約が完了しているか確認 → https://github.com/settings/copilot(Student Pack経由の場合は https://github.com/settings/education/benefits も確認) |
| JetBrains の学生認証が通らない |
大学メールでの申請を試す。GitHub連携を使う場合はStudent Pack承認後に。大学メールの場合は確認メールの迷惑メールフォルダも確認 |
| WebStorm でプラグインを入れても Agent モードが出ない |
Copilot プラグインを最新版に更新 → WebStorm を再起動 → Copilot Chat を開き直す |
node -v が動かない/コマンドが見つからないと言われる |
Node.js のインストーラーを再実行 → インストール後に WebStorm(またはターミナル)を再起動してから再度試す |
/ で prompt(course-mvp-step1-hypothesis)が出ない |
Copilot プラグインを最新版に更新 → WebStorm 再起動 → 新しいチャットで再試行。詳しい手順は COPILOT_PROMPTS_SETUP.md 参照 |
.github/prompts/ が見えない |
正しいフォルダ(教材リポジトリのルート)を開いているか確認。クローンし直してもOK |
| クローンできない |
GitHub にログインできているか確認。Step ① のアカウントでサインインしているか確認 |
| Cloudflare の確認メールが届かない |
迷惑メールフォルダを確認。届かない場合はメールアドレスを変えて再登録 |
詰まったら、ひとりで悩まず LINE(大谷との個別トーク)で質問してください。
その際、エラー画面のスクリーンショットを付けてもらえると、すぐに解決できます。
1on1キックオフで会いましょう。準備、お疲れさまでした!